申込み時・契約時に
必要な書類と入居費用
1.申込み時に用意するもの
●入居申込書=
不動産会社に備えてあるもの
入居者としての適格性を審査するためのもので、現住所や氏名、職業(勤務先)、収入、入居家族、保証人などの記入事項が設けられている。
●身分証明書=
運転免許証や健康保険証などを提示
本人であることを確認できるものであれば運転免許証や健康保険証などでいい。
●所得証明書=
物件によるので前もって確認のこと
確実な収入があることを確認するため必要に応じて提出を求められる。給与証明書または事業所得証明など。
●申込金=
家賃の1ケ月分以内
契約前の入居申込み時点で家主(通常は不動産会社がいったん預かる)に支払ういわば手付金。その後、契約が成立すれば前払い賃料の一部などに充当されるが、家主が同意しなければ返してもらえる。普通家賃の1ケ月分以内。
2.契約時に用意するもの
●本人の印鑑(認印でも可)
●本人及び同居家族の住民票
●連帯保証人のサイン・捺印(実印)
●連帯保証人の印鑑証明書
3.必要な費用
●仲介手数料(家賃の1ケ月分以内)
物件を紹介してくれた不動産会社に報酬として支払うのが仲介手数料。賃料の1ケ月分以下と決められている。
●前家賃及び日割り計算による家賃
家賃は本来「前払い」が原則。例えば3月分の家賃は2月末までに支払う。これが前家賃。また、入居可能日が即入居できるようになっていた場合は、月末までの分も日割計算して支払う。
●敷金
保証金と同じ性格を持ち、居住用借家の場合にこの用語が使われることが多い。居住用か事業用かといった種別によって2〜10ケ月分以上と、かなり幅があるのが実状。
●礼金(物件による)
貸主に対し謝礼として支払われるお金で、権利金同様返還されないのが通例。近年は礼金を必要とする物件は減少しつつある。
●共益費(管理費)(物件による)
共用部分に対する清掃・補修・警備・照明など建物管理に必要な諸費用を月割したもの。建物の構造や規模、管理形態などにより金額が異なる。
●駐車料
月々の駐車料で、物件によっては家賃に含まれるケースも多い。
●保証金(物件による)
契約の際、賃貸人の債務の不履行(家賃の不払いなど)を担保するため、一時的な預り金として貸主へ支払うもの。契約が終了すれば、賃貸人の債務不履行の金額を除く残金が返還される。主に営業用物件にみられ、敷金と性格は似ている。
●権利金(事業用に見られる)
文字どおり、賃貸物件の権利取得に対する報酬として貸主に支払うもので、解約時でも返還されない。場所的利益や営業上の利益に対する報酬として扱われる。
●住宅総合保険料(物件による)
家財保険・借家人賠責保険・個人賠償保険がセットになった保険。2年間一括払いで10,000円〜20,000円。途中解約の場合は日割り計算して返金される。