新居が決まったら、いよいよ引越しです。しかし、いざ引越しとなると、書類上の手続きや荷造りなど限られた時間内でやるべきことがたくさんあって、何から始めていいのかとまどってしまいます。まずはスケジュールをきちんと立て、ひとつひとつチェックしながら進めていくのが最も安全で確実な方法です。
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引越しのポイントアレコレ
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Point1 運送業者の選び方
引越しの2〜3週間前には運送業者を手配しましょう。運送の手段としてトラック(貸切・簡易コンテナ)・鉄道・航空機などがありますが、荷物の内容・量・距離などを考えて、業者と相談して決めましょう。トラックの場合、業者によって料金はさまざま。建物の構造・道路状況・エレベーターの有無などでも料金は大きく変わります。なるべく細かく打ち合わせをして、最低2〜3社から見積り(無料)を取り、検討してから決めるとよいでしょう。
Point2 新居の間取り図
新居に荷物が届いてから家具の配置を考えるのでは、時間と労力に大きなロスが生じます。全部の荷物をひと部屋にまとめて積み上げられたりすると、あとが大変です。必ず事前に置き場所を決めておきましょう。できれば引越し前に新居を下見しておき、間取り図に家具の配置を書き込んで「家具配置図」を作っておくとよいでしょう。天井の高さや柱のでっぱり、窓の位置や大きさ、コンセントやガス栓の位置なども忘れずチェックします。収納スペースもサイズをはかり、使い道なども考えておくといいですね。さらに下見の時に掃除をしておくと、引越し当日の作業がグッと楽になります。
Point3 引越しの準備
荷造りはもちろんのこと、役所への届け、電気・ガス・水道・電話の手続きなど、短期間のうちにしなくてはならないことがたくさん出てきます。子供がいるご家庭では転園・転校の手続きがもっとも重要です。府県や公立・私立が違うと長引くことがあります。余裕を持って1ヶ月以上の準備期間が欲しいものです。特に引越しの多くなる春先は運送業者も忙しく、希望の日が取りにくくなるため、早めに準備するようにしましょう
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各種手続きは計画的に
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引越しにつきものの書類上の手続きは、たくさんあって面倒ですが、ひとつひとつ計画的に片付けていくのがコツです。役所の手続きは各市区町村により異なる部分も少なくないので、事前に担当部署に電話をして確認してから出かけるとよいでしょう。また、必要な証明書や書類はファイルにまとめておくと混乱せず便利です。
最近は引越し業者が細かな手続きの代行をしてくれるサービスもあるようです。お金はかかりますが、時間や手間を惜しむ人はお問い合わせを。
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1ヶ月前
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スケジュールをたて、時間がかかるものから始めましょう
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□家主への通知
残りの家賃や管理費、敷金の返還など大家さんと話し合います。賃貸住宅の場合、少なくとも1ヶ月前までに連絡をしましょう。
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□粗大ゴミ
市区町村の清掃課に連絡して、回収を依頼します。
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□電話の移転
NTT「116」に電話連絡します。旧番号の解約をし、新しい番号も電話で決められます。
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□運送業者の手配
運送の方法と業者を選び、打ち合わせをします。
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□転園・転校
通園・通学中の学校に在学証明書の作成を依頼して、最後の登校日に受け取ります。
私立の場合は手続きに時間がかかるので、お早めに。
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□あいさつ状の準備
知人・友人・親類縁者・取引先などに早めに転居通知を準備しましょう。
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1〜2週間前
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書類上の手続きは順序立てて進めましょう
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□転出届
印鑑と国民健康保険証(加入者のみ)を持って市区町村の役所に行き、転出証明書をもらいます。
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□郵便物の転送
郵便局所定のハガキに新旧の住所を書いて提出すると、向こう1年間は転送してくれます。
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□印鑑登録
登録印鑑を持って市区町村役所へ。転出届と一緒に済ませましょう。
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□公共料金の自動振替変更
最寄りの銀行・郵便局にある専用のハガキに必要事項を記入して捺印し、投函します。
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□国民健康保険
同じく転出届と一緒に済ませます。印鑑と保険証、転出証明書が必要です。
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□ペット類
印鑑・予防注射済書・鑑札・廃犬届を持って保険所に行き、手続 きをします。
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□国民年金・児童手当など
必要証書と印鑑、転出証明書を持って市区町村役所へ。
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□荷造り開始
普段使わないものから荷造りを始めます。
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□電気・ガス・水道
それぞれの会社に引越し日を連絡します。
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2〜3日前
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やり残しや、忘れ物がないよう確認をしましょう
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□近所へのあいさつ
引越しの報告とお礼を伝えます。
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□冷蔵庫・洗濯機
冷蔵庫は霜取りを。洗濯機は水切りをしておきましょう。
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□当日の役割分担
各自の役割分担を決め、転居先の家具配置図を元に打ち合わせをしましょう。
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□クリーニング店
預けた品を受け取り、料金の精算をします。
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□現金・貴重品
当日自分で管理するものをまとめておきます。
(預貯金通帳・有価証券・保険証書・貴金属・印鑑など)
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□荷造りほぼ完了
日常使うものや当日使う掃除用具などは残して梱包します。
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当 日
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最終チェックをして、いよいよ新居へ引っ越しです
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□電気・ガス・水道
各係員が来て調べてくれます。料金精算の必要があればその場で。
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□荷造り・積み込み
運送業者や手伝いの人に指示します。
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□電話機の取り外し
係員が来て、取り外してくれます。
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□最終チェック
家の内外を掃除し、電気・ガス・水道をチェック。戸締りをして出発します。
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□汲み取り
当日の荷出し時間に合わせて汲み取ってもらいます。
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□新居にて
掃除をして荷物を配置図どおりに置いてもらいます。
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□家賃の精算
大家さんへ手渡し、または振込で支払います。
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□運送業者への精算
運送料は当日のうちに支払います。
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引越し先で
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ホッと安心する前に、書類上の手続きを忘れずにしましょう
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□近所へのあいさつ
当日がベスト。遅くても2〜3日中にしましょう。
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□住所変更
運転免許証・銀行・郵便局・各種保険・カードなど、住所を書いて発行されたもの一切は手続きが必要です。
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□転入届・他
まず新住所の市区町村の役所へ転入届を出します。(14日以内に、この届け出をしないと住所不定となったり過料をとられることもあるので注意しましょう) 同時に住民票・国民健康保険・国民年金・児童手当・印鑑登録などの手続きをします。
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□自動車の登録変更
引越し先の陸軍事務局へ行って手続きします。車・車庫証明・車検証・新住民票・印鑑が必要です。
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□転校届
引越し先の教育委員会、または学校に直接、在学証明書を提出します。転入届が出されたことが承認されると通学する学校が指定されます。(私立の場合は学校によって異なるので担任教論に相談しましょう)
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