〈申込時、契約時に必要な書類と費用〉 契約の手続きは 不動産の購入は(1・購入の申込み 2・売買契約 3・融資申込み 4・残金支払 5・引渡し)と各ステップを踏んで契約が取り交わされます。ステップごとに不動産会社をはじめ、銀行の担当者や司法書士が登場しますが、多くの場合は、何度も足を運ばずに済むよう、要所々でまとめて手続きを行うように不動産会社が日程を調整してくれます。土地や一戸建て、マンションの契約でも基本的には同じ要領です。ただし新築の分譲マンションの場合には、特定の日に購入者が集まって契約や入居説明会を行う場合があります。 |
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Step1 購入申込み《はじめに》 |
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不動産の購入申込みは、初めに「申込証拠金」を添えておこないます。
■契約前に必ず重要事項の説明を受ける 購入の申込みをすると、不動産会社から物件についての詳しい説明が行われます。これが「重要事項説明」と呼ばれるきわめて大切な手続きです。 ■役所で都市計画上の法的規制を確認 登記所のほか、市役所や町村役場の都市計画課などで建築基準法や都市計画法による制限を確認しておくことも大切です。 ■売買契約締結時には次の点に注意 不動産の売買では、売主と買主が対等の立場で契約を締結します。したがって一旦、契約書を作成すると、それ以降その取引は契約書の記載内容に従って進められ、将来、取引について紛争が生じたときも原則として契約書に基づいて解決されることになります。契約書は非常に大切な書類ですから内容をよく読んで意味の分からないこと、納得のいかないことが書いてあったら、納得できるまで聞いたり、調べたりしてから契約に臨みましょう。 ■代金支払いと引渡し、登記申請時期を確認 代金の支払いには、手付金、中間金、残金といった分割が一般的(中間金を省略する場合もある)に行われています。そこでそれらをいくらずつ、いつ支払うかを契約書で明らかにしておきます。特に申込み証拠金や手付金は必ずしも代金の一部というわけではないので、そうしたお金が最終的にどうなるのかも契約書ではっきりさせておく必要があります。また物件の引渡し時期、所有権の移転登記などがいつ行われるのかも確認することです。 |
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Step2 売買契約 |
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重要事項の内容に納得がいったらいよいよ売買契約に入ります。 手付金の扱いを明確に! 手付金は物件価格の10〜20% 1:建設大臣の指定を受けた信用保証会社等が業者との保証委託契約に基づき保証するもの。 「ローン条項」も併せて確認する
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Step3 融資申込み |
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契約の後は、代金の清算と物件の引渡し、そして登記の手続きというステップを踏んでいきます。もちろん、残金すべてを現金で支払えばいいのですが、普通は住宅ローンを借りるのが一般的です。そこで次には融資の申込という手続きがあります。
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Step4 残金支払い |
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残金決済は通常、引渡しの1ケ月ぐらい前に不動産会社が日を設定して行ないます。残金決済といっても、全額キャッシュで購入するケースは滅多にありませんから、この残金決済では、抵当権設定登記に関する書類など多くの書類が登場します。
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Step5 引渡し・その後 |
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これらが一通り完了すれば不動産の購入手続きは終了です。あとは銀行から資金が下りるのを待って残金を支払い、物件の引渡しを受けるのみです。
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