「GARDENS
GARDEN」は、日本を代表するガーデンズデザイナーである宮本里美氏が代表を務め、専属デザイナーが設計や監修をし、各地域の認定施工パートナーが庭をつくるというシステム。この地域でも世界的に有名なガーデナーがデザインした庭のある家に住むことができるというわけだ。
まずは、打合せを行い、ヒアリングシートに要望や趣味、好み、ライフスタイルなどを記入していく。それを建物の図面と一緒に宮本氏の専属チームに発注する。提示されたプランに納得した時点で施工するという流れになっている。施工後のメンテナンスも細やかに対応するので安心だ。
庭を素敵な状態に保つには、ある程度の手間ひまがかかる。伸びすぎた枝を剪定し、雑草をマメに取り除く。植物同士が喧嘩を始めたら仲裁する。落ち葉は“天然の絨毯”だと思って、掃除はほどほどに。継続する秘訣は肩の力を抜いて、無理なく、自然体で世話をすることだそうだ。庭や植物というと、女性が関心を持ちやすいというイメージがあるが、実際に庭をつくってみると、意外に男性のほうがこまめに手入れをするケースが多く見られるという。庭を始めたのをきっかけに、ガーデンショップに夫婦で足を運んだり、定期的に花や土を買いに行くようになったり、家族間で新しいコミュニケーションが生まれるのも「庭」がもつ見えない力なのだろう。
手をかけるほど愛着が深まり、日々小さなギフトを与えてくれる「庭」。在宅時間が長い暮らしがスタンダードになった今、これからの家づくりに取り入れてみてはいかがだろう。
|