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1.民間住宅ローン利用者の実態調査

 住宅金融支援機構は、2019年10月から2020年3月までの間で民間住宅ローン(フラット35を含む)を借り入れた人を対象に、インターネットによるアンケート調査(2020年5月)を実施、このほど調査結果を公表した。調査内容は「利用した住宅ローンの金利タイプ」や「住宅ローン選びに関する事項」で、1,500件の回答を得た。

■利用した金利タイプ

前回調査に比べ「変動型」の利用割合が増加!

 住宅ローンの金利タイプ別の利用状況は、「変動型」の利用割合が60.2%(前回調査59.0%)と前回の調査から1.2%増加し、再び6割を超えた。一方、「固定期間選択型」は26.6%(同26.7%)、「全期間固定型」は13.2%(同14.3%)と、どちらも前回調査からわずかに減少した。

 「固定期間選択型」の期間別内訳を見ると、前回の調査で大幅に増加した固定10年超の利用割合が42.9%(前回調査45.7%)と減少したものの、固定10年と合わせると全体の約8割を占めた。

 「全期間固定型」に占める「フラット35」の利用割合は66.2%と前回調査より増加し、2016年度第1回の調査以来、最も高い割合を示した。

民間住宅ローン利用者の利用した金利タイプ

「固定期間選択型」の期間別内訳

回答者の基本属性

■金利の見通し

今後1年間で「現状よりも低下する」が増加!

 今後1年間の住宅ローン金利の見通しでは、金利タイプ全体で「現状よりも低下する」が10.9%(前回調査7.0%)と前回に比べ増加し、全体の10%を超えて増加したのは2015年度第3回調査以来。一方、「現状よりも上昇する」が20.1%(同21.3%)、「ほとんど変わらない」が57.3%(同62.5%)とそれぞれ減少した。

今後1年間の住宅ローン金利の見通し

■住宅ローンを選んだ理由

「フラット35」以外の利用者は「金利が低い」が7割超

 住宅ローンを選んだ理由(決め手)を見ると、「フラット35」以外の住宅ローン利用者は「金利が低い」と回答した人が最も多く7割を超えた。一方、「フラット35」利用者では「今後の金利上昇に備えて予め将来にわたる返済額を確定しておきたかった」との回答がが58.8%と前回に引き続き最も多かった。

住宅ローンを選んだ理由

2.民間住宅ローン利用予定者の実態調査

住宅金融支援機構は、今後5年以内に住宅を取得する予定の人を対象に、インターネットによるアンケート調査(2020年5月)を実施、このほど調査結果を公表した。調査内容は「希望する住宅ローンの金利タイプ」や「住宅取得に向けた意識や行動」などについて行われ、住宅ローン利用予定者1,500人から回答を得た。

■希望する金利タイプ

「固定期間選択型」の希望割合が増加!

 住宅ローン利用予定者が希望する金利タイプは、減少傾向にあった「全期間固定型」の希望割合が増加に転じ、「固定期間選択型」は減少、「変動型」は概ね横ばいとなった。

 過去3年間の統計データより、「住宅ローン利用予定者の希望する金利タイプ」の調査結果と「住宅ローン利用者が利用した金利タイプ」の調査結果を比較してみると、借入前には固定タイプの希望者が約7割を占めているのに対し、借入時には4割にまで減っている事からも、「固定期間選択型」「全期間固定型」の希望者は借入段階で「変動型」に移行していることがよく分かる。

住宅ローン利用予定の希望する金利タイプ

■金利の見通し

今後1年間で「現状よりも低下する」が増加傾向!

 今後1年間の住宅ローン金利の見通しでは、金利タイプ全体で「現状よりも上昇する」との回答は22.5%で、前回調査より2.8ポイント減少した。同様に「ほとんど変わらない」との回答も0.4ポイント減少。一方、「現状よりも低下する」「見当がつかない」がそれぞれ増加した。また、この傾向は各金利タイプでも共通している。

今後一年の住宅ローン金利見通し

■住宅の買い時意識

今は「買い時だと思う」が前回に引き続き3割台!

住宅の買い時意識では、「今(今後1年程度)は住宅取得のチャンス(買い時)だと思いますか?」との問いに対し、「そう思う」と回答した人は3割台、「分からない」が4割台で、微増したものの前回調査と大きな変動はなかった。また、「買い時」だと思う理由は、「住宅ローン金利が低水準だから」が69.8%と最も多かったものの、前回より9.2ポイント減少した。次いで「税制のメリットが大きいから(33.8%)」、「住宅価格が安くなったから(31.5%)」などとなっている。

今は住宅取得のチャンスだと思いますか?

住宅取得のチャンスだと思う理由

住宅取得に踏み切れない理由

(2020.10)

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